3Dプリンタを駆使する哲学エンジニアのブログ~哲学と製造業の現場の間で~

野末雅寛(哲学エンジニア)~哲学と製造業の現場の間で~ 工場の手作業を自動化する自動機の開発、いわゆるFA(Factory Automation)が生業で、試作工程改善のために3Dプリンタにも取り組む富山県の会社を営んでいます。哲学カフェin富山を主催しています。

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2019年04月

今から6年半以上前、下記引用記事を書いた。その後、生活保護バッシングはいまだに厳しさが残るが、ベーシックインカムへの逆風は和らいだ。むしろ「AIに仕事が取られる」の危機感から、ベーシックインカムへの支持が高まっている。不労所得へのアレルギーは残っているが、仕

哲学を学んだ私が技術の世界に飛び込もうと思ったのにはいくつか理由がある。前回に続いて、「自動機の開発の現場から」と題して書いてみたい。 一つは内橋克人氏の『匠の時代』シリーズの影響を受けたことだ。綺羅星のごとく輝く中小企業群が、事実上日本の産業の礎となり

この数日、「痛くない注射針」で一躍脚光を浴び、また近年は店じまいをすると話題になっている岡野工業の岡野雅行氏の著作を何冊か読んでいた。この人の本を読むと、なぜ日本の産業が衰退しているのかが浮き彫りになるのが面白かった。私の商売が扱うのは自動機の開発で、何

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